京都が誇る世界遺産、二条城のすぐたもとに平安武久はあります。
風情ある町家の格子から明るい陽ざしが差し込む工房が、親子三代の仕事場です。
京甲冑の魅力は、洗練された手仕事から生まれる気品と貫禄。
全国的にもその名が知られる武久の作品は、「京もん」ならではの重厚感や本金箔押しの飾り、細部にわたる緻密なつくりが魅力です。
源平時代の武将にとって、鎧兜は身を守るものだけでなく「武勲栄達」を願う信仰の対象でした。甲冑師もその心を受け、最高の技でこたえています。平安武久は、伝統的なつくりを踏襲し、その心意気をも今に伝えています。
そもそも甲冑は、何百とある部品と数ある技から成り立っています。もっとも重要なのは鉄板などを成形する鍛金技術と、威し(おどし)加工、各部品をくみ上げる仕立てです。そのほかに革工、漆工、裁縫などの技術が求められます。
平安武久の使命は、各職を束ねる役割を担い、さまざまな職人の技を結集してさらにいいものを生み出すことです。
甲冑師として名品をていねいに考証し、月日をかけた復元をはじめ日々の技術研鑽を怠りません。
国宝の大鎧~甲冑は、手並べで暴れささず綴じることが難しく、「本小札」(ほんこざね)と呼ばれ、まさに平安武久ならではの技です。一枚の銅をつかった兜は、「きれいに打つには、十年かかる」と言われる銅の打ち出し技術をつかって先代平安武久であり父であり、現在は共に工房内で創作活動を続ける佐治壽一師が製作。その他、富士山や水牛などの縁起物をモチーフにした「変わり兜」など、希少価値の高いものづくりに磨きをかけています。
「ひたむきに甲冑づくりと向き合い、ここでしか出来ないものをつくりたい」
という三代目平安武久の佐治徹也さん。代々の技を高めるために、師匠である二代目平安武久と、修行中の息子の三世代で作業場を囲み、つねに新しいことに挑戦しています。
心がけていることは、「五月人形は男の子の誕生を祝い、無事に成長し、強く立派な男子になってほしい」という願いをカタチにすることです。
徹也さんは、二代目武久である佐治壽一さんの長男として生まれました。京都造形大学で、美術史と美学を専攻。「なぜ美しいと感じるのか?」をテーマに、あらゆる芸術文化を題材に「美」の源泉を探りました。
三代目武久が手がける作品は、繊細かつ大胆。
妥協を許さない確かな腕で新しい息吹をふきこみ、雄々しいなかにも優雅な雰囲気を醸し出しています。
「伝統の技とはなにか?甲冑師の誇りとはなにか?」その答えを、平安武久の鎧兜に感じとってください。
二代目平安武久・佐治壽一は昭和13年京都生まれ。
初代平安武久(佐治久三郎)と妻の初代・智尚(京都市伝統工芸技術功労者・知)の長男として京都に生まれる。
昭和32年、初代平安武久に師事。伝統の技を学び、昭和48年二代目平安武久襲名。
昭和60年京人形商工業組合理事就任。平成3年には京人形商工業協同組合理事長に就任。
平成6年経済産業大臣指定伝統工芸士認定。平成14年京都市伝統産業技術功労者表彰。
平成20年、瑞宝単光章授章を受賞する。現代表である三代目平安武久は昭和43年、二代目平安武久である佐治壽一の長男として京都に生まれる。幼少の頃より京甲冑の総本山とも言える武久伝統の技と心に触れ、感性を磨く。
平成5年、二代目平安武久に甲冑作りを師事。その後研鑽を重ね、平成20年、経済産業大臣指定伝統工芸士「京人形」認定。現在、京の工房内で父と自身の息子と共に京甲冑製作に日々勤しんでいる。
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