「雛祭り」が現在のような形になってから250年あまり。
平安雛幸の歴史は、京の雛人形づくりとともにあります。
江戸宝暦年間、人形屋幸助が人形つくりをはじめたことが前身です。
安政二年に幸介あらため、初代・雛幸が四条で雛人形を手がけるようになりました。
有職人形司としての継承が認められ、三世が業界初となる黄綬褒章を受けました。
いかにも京の路地といった風情ある小路に、雛幸の工房は佇みます。
店舗兼工房には、長い年月を物語る書が掲げられており指折りの老舗らしい趣があります。
雛幸のお雛様は、凛とした姿勢のよさと気品にあふれています。
お殿様は、堂々と男らしく。お姫様は十二単衣を理想とし優美に。
「お姫様は、ふわっとやさしい雰囲気を醸し出したい。
だから、襟も一枚のところを裏地で二枚にするなど工夫を凝らして。目に見えない部分にまでこだわりたい」と、五世雛幸。
代々続く京の手わざを受け継ぎ、細部にいたるところまで気を配っています。
京人形司の役目は、最高のものを選びぬき、結集してさらにいいものを生み出すことだと考えています。
若き五世雛幸は父である四世に師事し、平成28年に伝統工芸士の認定を受けました。
幼い頃より書道や木彫りに親しむほか、さらに京仏師の林清嗣氏に習います。公家の礼式を映す人形司の技は、まさに父子相伝。
「小さい頃から自然に覚えてきた門前の小僧なんでしょうね。
父から教えてもらった記憶はなく、むしろ、父が遺してくれた人形から学び得ることが大きいんですよ。人形づくりは、やればやるほど理想が遠のいていくもんです。一生かかってもその理想に辿りつけるんか、わかりません」
と、五代目。元来、人を喜ばせるのが大好きで、そのための努力はいとわない性分です。
幼少期より鍛えられた五世雛幸の「書」も、作り上げられた人形の作札や色紙に書く文字まで美しくなくてはならないという先代雛幸の想いがそこにあったのではないだろうか。
「人形の増村さんとは、縁あって三世代にわたるおつきあいです。
昔は、大阪の松屋町からリヤカーでここ四条まで人形をとりに来てくれたと聞いています。ありがたいことですね。
いつの時代でも、人形は作者のもとから旅立っていきます。これからどんな出会いがあるのか?どんなことを語りかけられるのか?
雛人形の幸せを願うことが、しいては誰かの幸せを願うことにつながると思っています」
仲睦まじき伴侶として、末永くかわいがってもらえるお雛さんを届けたい。
平安雛幸の想いは、世代を越えて受け継がれています。
創業260余年。安政2年、初代雛幸が雛人形づくりを始め、大正3年には東京大正博覧会にて二世雛幸作「三代将軍御庭遊人形」が宮内省より御買上賜る。
昭和45年、三世雛幸が有職雛人形業界への多大な功績がが認められ黄綬褒章を受章。
平成元年、四世雛幸が通産大臣指定「京人形」伝統工芸士認定。平成11年、現五世が四世雛幸に師事。
平成21年、現代表の橋本幸司が五世雛幸を襲名。
その後もさらなる研鑽を積み、平成29年に経済産業省指定伝統工芸士確定。
現在に至るまで、有職雛人形司として数多くの創作雛を手がける。
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