五月人形の選び方のホント
増村人形店と武久のこだわり
- 増村人形店で取り扱われている武久作の京甲冑の作札は、デパート等で見るものとは少し違っていることにお気づきになったでしょうか?
そこには増村人形店の、そして武久のこだわりが濃縮されていると言っても過言ではありません。
今回は、びっしりと埋め尽くされたその作品に施された仕事の数々に関して、左の写真を参考にその一部をご説明させて頂こうと思います。
手彫鍬形
プレス機で全体にガチャンと型を押す味気ない鍬形が多く出回る中、鍬形に彫られた規則正しい紋様が1つ1つ手によって彫られているという意味。通常、手間が非常にかかるがゆえに最高級品のみに施される仕事。
武久の細部に至るこだわりを垣間見る事が出来る。
京製正絹古色縅
縅毛(おどしげ)と呼ばれる小札(こざね)と小札を繋いでいる緒の詳細を説明したもの。
京製はその糸の作られた場所。正絹は素材を表し、古色はその色がわざと時代を経て味わいを増したように色付けされているという意味。磨き抜かれた技を施すには、それに相応しい最高の素材を用いなければならない。一切の妥協を許さない武久の誇りがそこにはあります。
京製本漆塗黒小札
鎧の大部分を構成する小札(こざね)と呼ばれる部位の詳細を説明したもの。
多くは牛革、もしくは金属に何層にも漆を塗ることで作られる。京製はその作られた場所、本漆塗はその素材、黒小札はその色を表している。大部分を構成している部位であるがゆえに決して手を抜くことが出来ない。「麗しい」が漆の語源。名匠の手で麗しさを増した小札を是非その目でご確認下さい。
...このようにその作札を見ることによって、当店スタッフが接客時にお客様にご説明させて頂いた内容を、お客様自身がお子様やお孫様にお伝え出来るように作られているのです。
もしもお子様にお伝えする際に、作札に書かれた内容でご不明な点が御座いましたらご遠慮なく連絡下さい。
何時、何度でもご説明のお手伝いをさせていただきます。
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