ひな人形の選び方のホント「川瀬健山」
人形にいのちを吹き込む頭師
- 長年の京都の伝統が息づく、最高の職人による雛人形のお顔。それは、見る角度によって人間の全ての感情(喜怒哀楽)が表現され、自分が悲しい時には一緒に悲しみの表情を見せてくれ、嬉しい時には喜びの表情を見せてくれると言います。
その製作は、型抜きに始まり、乾燥、眼入れ、地塗り、なか塗り、めきり、さらえ、研磨、上塗り、描毛…と気の遠くなる程の手間を要する。特に、眉や口紅の描画には熟練の技術と経験、集中力を必要とする。
今回は川瀬猪山と並び国内最高級の頭師とされる職人「川瀬健山」を少しだけご紹介させて頂きます。
三代目 川瀬健山
1963年、初代健山を父に持ち京都に生まれる。人間国宝人形作家 林駒夫氏、絵画作家 関良平氏に師事し、そこから得た感性と伝統の健山頭の歴史と技術を融合させ、独自の健山頭へと昇華させた。その後も日々研鑽を続け、3代目川瀬健山襲名。2007年経済産業省伝統工芸士認定。
土台から仕上げまで全て手作りで、細部にわたる仕上げまでに70余りの工程を必要とする健山頭。凛とした上品さを醸し出すその面相の美しさはさることながら、胡粉を何層も重ねて作り上げる白く吸い込まれるような肌ですら大変高い技術と日々の訓練の結晶である。
人形はお顔がいのち。最高のお顔との出会いも増村人形店で。
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