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女の子の衣装の選び方
女の子の初節句では衣装について、マナーなどは厳密になく、あまり心配する必要もありません。
自由に楽しむことができます。衣装のバリエーションも豊富です。食事会で着たり写真撮影をしたりなど、お披露目をする場があるとより良いでしょう。
- 衣装を用意することでより初節句を楽しむことができます。
しかしどのような衣装を着る必要があるのか、またどのような場で着れば良いのか分からないという方もいるかと思います。ここでは初節句の衣装について紹介していきます。
初節句の女の子の衣装にきまりはある?
節句は子どもの誕生や無事の成長を祝う1年に1度のお祝い事です。特に生まれて最初に迎える節句は「初節句」と呼ばれ盛大に祝う家庭も少なくありません。男の子と女の子とで節句の日は異なり、男の子であれば5月5日の端午の節句、女の子であれば3月3日の桃の節句がその日になります。伝統的に日本の文化として受け継がれており、桃の節句であれば雛人形が子どもに贈られます。菱餅やちらし寿司を食べるなど、様々なお祝いの仕方があります。両家からお祝い金が贈られることや両親が主催し食事会を開くこともあります。
ただし地域やそれぞれの家庭によってその内容が異なる場合があります。特に最近では昔と違って核家族も増え、祖父母と一緒に暮らさない家庭も増えています。こうした変化があり、かつての方法で必ずしも行えるとは限らず、各家庭でやりやすいように祝うというのが最近の傾向となっています。
初節句を祝うとき写真撮影をしたりもします。食事会の様子を撮影することや、スタジオに行って撮影することもあります。このとき、衣装を着せるとより雰囲気や特別感が演出できるでしょう。節句にまつわる風習やマナーはありますが、衣装についてはそれほど気にする必要はないとされています。気に入った衣装を着て、楽しくその日を過ごすのが良いでしょう。しかしよく使われる衣装があるため、こうした定番の衣装を知っておくと事前に準備などもしやすくなります。
初節句の女の子の衣装はどのようなものが良い?
着物と被布
初節句の衣装について、これという決まったものを着なければならないということではありません。そのためマナー違反を心配する必要もないでしょう。
桃の節句では、雛人形とともに、衣装として着物と被布(ひふ)が贈られることもあります。被布とは着物の上に羽織る上着のようなものです。雛祭りで着られるよう、被布と着物のセットも売られています。もし、節句の時しか着られないのがもったいなく思うのであれば七五三でも着られるよう、少し大きめのものを選ぶと良いでしょう。雛人形が購入できる店や、通販などでもこのセットは買うことができます。子どもに合わせた様々なサイズやカラー展開がされています。ピンクや赤いものは人気で、市松模様や花柄のデザインなど、色んなバリエーションがあります。どれを選ぶと子どもが喜ぶのか考えて選ぶと良いでしょう。
ドレス
着物と被布のセットは七五三に着られるようなサイズを選んだとしても、それほど着る機会があるものではありません。そこでドレスを着させることもあります。ドレスの方が色んな場面で使うことができ、レンタルではなく購入する場合には初節句に用意する衣装としてドレスも人気があります。またドレスの場合着物よりも比較的動きやすいです。子どもがぐずってなかなか着物を着てくれなさそうな場合や、すぐに脱ごうとする可能性を考えてもできるだけ着せやすく着心地の良いものを選んだ方が良いかもしれません。ドレスの場合にもサイズ、カラーバリエーションは豊富にあります。
ロンパース/カバーオール
誕生日によっては初節句を迎えたときの子どもの大きさが変わってきます。1歳近く差があると子どものサイズだけでなく、行動なども変わってくるため、袴風のロンパースやカバーオールなども需要があります。最も手軽な方法ですが、普段とは少しでも特別な雰囲気を味わいたい方にはおすすめです。費用も抑えることができ、着物やドレスのように汚れの心配をする必要もありません。ロンパースやカバーオールであれば洗濯できる生地であるものがほとんどで、すぐに洗えるというのもメリットです。袴風のもの以外にも、巫女風のもの、さらに羽織付きのものなども売られています。
十二単
費用に余裕があれば十二単を購入しても良いでしょう。本格的に初節句をお祝いすることができます。非常に高価なものだけでなく、比較的安価なものが通販で購入することもできます。また、写真館などで撮影をするのであればレンタルすることもできます。食事会など、自宅で着ることはできませんが、写真撮影は豪華に行うことができるでしょう。
せっかく衣装を用意したならお披露目の機会を
身内を招いて食事会
初節句で衣装を購入、またはレンタルなどをした場合にはせっかくなのでお披露目の機会を設けてみてはいかがでしょうか。お披露目をするにもいくつかパターンが考えられます。ひとつは身内を招いた食事会です。桃の節句で用意される特別な料理には「菱餅」や「はまぐりのお吸い物」、「ちらし寿司」などが定番とされています。
菱餅は菱形をしたカラフルな餅です。赤・白・緑の3色が使われ、赤と白には厄払いの意味が、緑には子孫繁栄の意味が込められています。はまぐりも雛祭りらしい食材でお吸い物として調理されることが多いです。はまぐりの貝殻が対になっている様子から夫婦円満、良縁に恵まれる食べ物と考えられています。このように、節句に用意される料理、食材にはそれぞれ意味があり、縁起の良いものが選ばれています。桃の節句用に用意された食事のセットなどもあり、専用の食器、そして衣装なども準備しておけばますます雛祭りらしさが演出できます。そして着物などを購入しているのであればできるだけこうした見せられる場を設けてあげましょう。ただし食べる際に汚れてしまう可能性が高いため、汚れないように工夫をする必要があるでしょう。
神社にお参り
食事会以外であれば、神社へのお参りなどに着ていくのも良いでしょう。ドレスなどであってもダメではありませんが、この場合には着物や着物風のロンパースなどを着ていったほうが周りの雰囲気と合わせられます。さらにこの場合注意が必要なのは神社に祈願、祝詞をお願いするために問い合わせをしておくことです。予約をしておかなければできないかもしれません。せっかく衣装を用意したのであれば事前に余裕を持って予約すること、そして玉串料についても聞いておきましょう。
写真館で記念撮影
上でも説明した通り、写真館で撮影することも一般的に行われています。自前の衣装を持っていき撮影してもらうことはもちろん、そこでドレスや着物など、雛祭りにふさわしい衣装をレンタルすることもできます。写真という形として残すことができ、大きくなってからも見返すことができるようになります。
まとめ
雛祭りには雛人形を飾ることや食事会を楽しむこと、また写真撮影なども楽しむことができます。お気に入りの衣装を着ることでさらに楽しい思い出を作ることができるでしょう。着物やドレスなど、衣装のバリエーションも豊富です。衣装についてはマナーなどをそれほど気にする必要はないため、各家庭で自由に楽しんでみてはいかがでしょうか。